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入水鍾乳洞
冒険心をくすぐる地底空間!!
そんなこと書かれるといい大人でもそそります。
入水鍾乳洞のコース
入水鍾乳洞は、Aコース・Bコース・Cコースとあり、コースがぞれぞれ分岐しているのではなく、一本のコースの途中までがAコースで、その先がB・Cとコースが伸びています。
ですので、引き返してくるグループが居て、すれ違いざまに挨拶を兼ねていろいろと情報収集ができるんです。
今回も小学生3年生の息子と行ってきました。ちなみにCコースはひよってしまったのは内緒です。
ですが、Bコースからは自然のままの状態で、途中にぶら下がる鍾乳石をかいくぐりながら進むのが、冒険さながら。
駐車場から延びる坂道を上がると、目的地の入水鍾乳洞の入口が見えます。
我々(息子と私は)、Bコースに行こうと思ってますので、ここの坂道はちょっとした準備運動ですね。
坂道と階段を上がりきると、入洞券の販売所があります。
ここでBコースを宣言します。Aコースを選択した妻と娘に自慢たっぷりの目くばせをし、すたすたと足早に入口へ向かいました。
しかしだ、服装は濡れても平気な上下と、サンダル(クロックス)で挑みましたが、濡れていいといってもパンツは履いてしまってました。(やってしまった・・・)
廻りを見渡すと海パンや水着、ラッシュガードなどを着ていたガチ勢さんたちが居ました。
おそらくはパンツをはいてないんでしょう・・・。そこで初めて自分のミスに気づきましたが、もう手遅れです(笑)
よし、行くかね、相棒君。
ここでもJoJo立するんかい・・・
いざ鍾乳洞の中へ
鍾乳洞に入ると、外の気温と中の気温が全く違っていて、ひんやりしていました。
やはり鍾乳洞はわくわくしますね、圧迫感と閉塞感が半端ないので、ダメな人はだめだと思いますが・・・
入口からほどなく進むと、古めかしい看板がありました。
なんとこの看板昭和35年って!!!
ここまで古いと味があって素敵です。
息子よ、JOJOにハマりすぎてはいないかい?
Aコースは往復で30分程度、そしてこんな感じで足元はしっかりとしていているのでシューズやスニーカーでも行けます。
ここから先はBコースです、ここで妻と娘と別れ、いざ出発。
はい、いきなり入水。水温はなんと10度以下。1分も浸かっているとジンジンして耐えれなくなるくらい冷たいですが、数分我慢すると慣れてきます(多分、麻痺してるのかな)。
息子もヒーヒー言ってましたわ(笑)
冷たい水でジンジンとした足を前に出して、奥へ続く鍾乳洞へ入っていきます。
まるで川口浩やんwww
でも頭で再生されている歌は嘉門達夫のあれです(笑)
まさかの難所で立ち往生
ここ入水鍾乳洞でもか!
Bコースに入っての難関、俺の体が入るのか???
130cm強の息子でこれだよ、
俺、体重90km弱・・・ここで断念か?!
息子はなんなく通り、私はというと入り方を変えるなど、何度かトライ。しかしうまくいかず、帰りのグループの人たちを先に通すなどして、立ち往生。心も折れかけていましたが、難関の先にいた息子が冷たい水の中でずっと私に「頑張って!」と声をかけてくれていました。
辛かったろうに、一言も弱音や愚痴を言わず。
さっきまで足が冷たいとか、辛いって言ってたくせに、一生懸命応援してくれてやがる。
チキショー、ここで折れたら息子に顔向けができないじゃないか。と気持ちを振り絞って、やっとの思いで通ることができました。
2か所の胎動くぐりという難所
今度は低い通路(胎動くぐり)という難所が・・・
この胎動くぐりは2か所あり、どちらとも大人は四つん這い、あるいはアヒルさん歩きで進まなけらばならない狭さです。
この頃には足の冷えからくる痛みなんてなくなってはいましたが、まさかのほふく前進??
自衛隊でもないのにリアルにする日が来るとは思いませんでした(汗)
しかも、下は水がけっこう流れています。
結果的には膝の負担を考えると、四つん這いを選択。
何とか通り抜けることに成功しましたが下が砂利で膝が痛いやんけ(涙)。
気遣いの息子、胎動くぐりの先で待っててくれてます。
いや、明かりがないからこれ以上進むことができないのか?
二か所の胎動くぐりをやっとの思いでぬけました。この時にはすでに上下びしょ濡れになっていました。
これをまた引き返えして帰るんだって考えると頭の中が真っ白になるなぁって思って、考えないようにしていたら、息子が「たのしいね、帰るときにまた通れるね」・・・
「あほか、今パパはそれを封印しとんねん」と胸の中で叫びながら息子に、笑顔でうなずきました。
「大丈夫?パパ!」と心配されながら先に進む息子。
明かりが一つしかないので、ついていかないとと、老体に鞭を打つ父。
まだ幼いと思っていた息子でしたが、少し頼もしく思えました。
やっと最後の直線。
ここだけは明かりがこうこうとしていて、ゴールが近いことがわかりました。
無事にBコースの終点に到着しました。
息子と到着の喜びを分かち合い、ひと時の達成感をかみしめました。
が、もうこのまま無情でエレベーターか、エスカレーターで外に出たい・・・。
まぁ、それもかなわずしっかりと自分の足で引き返しました。
地蔵洞
行くときには気づかなかったのですが、Aコースの途中にこんなのがありました。
悠久の時をかけてゆっくりとできたのでしょう。
ようやく地上に戻りました!!!
外に出た瞬間、モワッとした温かい空気が体をまとい、冷えた体を温めてくれました。
鍾乳洞の外では心配そうに待っててくれた妻と娘に再会、そして二人にガッツポーズ!!
日本の蒸し暑い夏の気候がこれほどまでにうれしく思ったのは、小学生の頃に夏の甲子園球場にPL学園の応援に行った時以来でしょうか(笑)
生きてるって素晴らしいことなんだと再確認できました。
そして、地上に出たら突然の雨。
きっと、お天道様もこんな親子を祝福してくれたんだなぁって思いました。
ほどなくして雨もやみ、無事に下山しました。
帰り道で虹を見ました、よく見ると二重になってます。
すごく疲れたであろう息子が帰りの車の中で、自慢げに話すのを見ながら幸せをかみしめました。
鍾乳洞の詳細
入水鍾乳洞 | 〒963-3601福島県田村市滝根町菅谷字大六89-3 |
電話番号 | 0247-78-3393 |
駐車場 | 有り 80台 |
メール | info@irimizu.com |
まとめ
事前のリサーチにて、一眼レフカメラはまず無理だろうと思い、今回は一眼レフを持っていかないで、全て携帯電話で撮りました。
身長173cm 体重88kg どう見ても太ってます。
こんな体系の成人男性が挑む場所ではないのかもしれませんが、やればできるもんですね。
いや、あとの人の迷惑にならないよう、最大限の配慮をして進みましたので、1時間以上かかりましたが、こんな私でも無事にBコースをクリアしました(ここは自分をほめてあげたいです)。
服装は、濡れてもいいような上下(水着や海パンとラッシュガード)がいいかもしれません(パンツは履かないように)。
女性の方はスカートはやめておくほうが無難ですね。
そして、着替え用に洋服を持参するといいですね。
券販売所でもレンタル等はありますが、照らすものと、膝当てなんかあればいいでしょう。
あとは、携帯を入れる防水のポーチはわりと助かりますね。大切な携帯をポチャンと落とすと最悪ですから。
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