カレーと一口で言っても様々なものがあり、世界各地に分布されています。
その中で今回は【パキスタンカレー】に属する札幌市南区にある札幌カラバトカリーさんです。
ちなみにパキスタンカレーの特徴
スパイスをたっぷり使った濃厚なカレー。
1947年にイギリス領インド帝国から独立したパキスタンは、イスラム教を国教とする共和国です。そのためハラールフードが主流となり、パン(ロティ)、米(チャワル)、野菜(サブジ)、肉(ゴシュト)が食事の4大構成を成しています。インダス文明の栄えたモヘンジョダロ、ハラッパーを擁し、紀元前3000年頃からターメリックやカルダモン、こしょうなどが栽培されていました。
パキスタンの料理は、ムガール帝国時代には同じ国であり、もともと同じ文化圏だったインド北部と共通する部分も多く、特にインドと国境を接したパンジャブ州(インドにも同名の州あり)やシンド州では、スパイスや調味料をたっぷりと使います。食事には肉を多用しますが、イスラム教の教義により豚肉が食材に使われることはなく、鶏肉や羊肉、牛肉が主流です。特に、肉の臭みを消すのにクミンやコリアンダーシードなどのスパイスが一役買っている、こってりとした「カラヒ・ゴシュト(汁気のないマトンカレー)」が美味です。パキスタンはまたインドとともに、ムスリムの食べ物である、肉や野菜、スパイスの炊き込みごはん「ビリヤニ」が人気で、 鶏肉または羊肉などを使った具だくさんなシンディービリヤニ(シンドのビリヤニ)が有名です。他には、近隣の中央アジアやイラン、アフガニスタンの影響を受けた「ケバブ」や、スパイスの煮込み料理「ニハリ」などがポピュラーな食べ物です。
引用元:S&Bカレー.com
引用元:S&Bカレー.com
国道230号線沿いの札幌カラバトカリーさん、藤野と簾舞(みすまい)の境目あたりに位置している為か『果ての果てまで行ってみないか これが現地の味』とお店の看板にデカデカと書いてあります、これは札幌の端という意味なのか、それとも日本がパキスタンと離れているからなのか・・・
なぞは深まりますが、カレーファンなら気になる殺し文句ですね(笑)
お味の方は、いわゆるとがったカレーのスパイスではなく、強調しすぎず緩すぎず、そして長時間丁寧に煮込んだ野菜や鶏肉の旨味がルー全体に広がっていて、【ほろほろチキンの絶品カレー】といったところでしょうか、人気店の理由がここにあったと感じたと同時に、日本のカレーとは違ってとろみがなくパキスタンカレーとはこういうものかと改めて勉強になりました。
地元だけにとどまらず、遠くから足を運んでくるファンの方も数多く、店内での食事とテイクアウトのお客さんの足はとどまることを知らないほどの人気店でした。
北の大地で味わえる本場パキスタンカレー、濃厚な味わいの中にさっぱりとした酸味があり、食べる者の心をつかんでいる味と思いました。
私個人の感想は酸味が少し強かったと思いますが、酸味の好きな方は気にならない程度だと思うのと、ごはんの量が多めなので大盛勢の方はぜひ【大】でいただいてほしいと思いました。
中サイズ【ごはん茶碗2膳分】
サラダと食後のチャイ付き
カレーライスとサラダ
サラダは薄味酸味がうれしい一品、カレーライスの箸休めに最適
食後のチャイ
(深い言葉に心を打たれた)
店内とメニュー表
こちらのメニューは店内での食事かテイクアウトの【並】【中】【大】の3種類のみ (かっこいい!)
優柔不断な方や、トッピングが面倒な方はありがたいと思います。
※ごはんの量ですが、通常の量よりやや多いような気がしました。
住所 | 北海道札幌市南区藤野二条12-6-1 Googlemap |
営業時間 | 11:30~20:30 |
定休日 | 水・日 |
駐車場 | あり 3~4台程度 |
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